こんにちは、シンカです。
今回はTwitterで話題のミステリー【方舟】について紹介していきます
海の次は山のサバイバルか…
ネタバレ禁止!!
き、厳しい…!
今回はTwitterで話題のミステリー小説『方舟』について紹介します。
あなたは無人島へ1つ持っていくなら何を持っていきますか?
以前この質問に、私は『水』と答えましたが、方舟を読んで『火』の方が大事かな、と感じました。
地下建築に閉じ込められた昔の友人たち。閉じ込められた9人のうち、救われるのは誰か?
犯人は誰なのか?
誰が地下建築に残るのか?
結論は途中グダグダする場面もありましたが、最後まで楽しむことが出来ました。
ぜひ、途中で止まらずに、最後まで読んで欲しい作品です。
※2023年(第20回)本屋大賞にノミネートされました!
Twitterで話題沸騰!?クローズドサークルミステリー
『方舟』の著者について
『方舟』の著者は夕木春央さんです。
【2019年】「絞首商会の後継人」で【第60回】メフィスト賞を受賞しています。
同年、改題した「絞首商會」でデビュー。
近著に、「サーカスから来た執達吏」があります。
2023年の本屋大賞で【7位】に選ばれました。
『方舟』は講談社から出ている301ページの長編です。
私は初読みの作家さんです。
『方舟』のおすすめポイントは?
外界と連絡が取れない『クローズドサークル』が好きな方におすすめです。
- ミステリが好きな人
- 嵐の山荘ものなどが好きな人
- ホラーが好きな人
ホラーではありませんが、ホラーを読んでいるみたいに怖い部分もあったので、ホラーが好きな人にもおすすめです。
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『方舟』のあらすじ
長野県に大学時代の登山サークルで旅行で来てきた【7人】は、山奥に面白い地下建築があるから行ってみないかと言われて山を歩いていた。
【6人】のサークル仲間と、そのうちの【1人】主人公の従兄を加えた【7人】である。
地下建築に行くには、山の中にマンホールのような上蓋があり、そこから【7人】は入っていく。
もう夕方になってしまい、別荘には戻れないので地下建築で一晩過ごすことに。
どうやらその地下建築の名前は『方舟』と言うらしい。
しばらくすると、きのこ狩りで迷ったという矢崎一家と出会い、共に地下建築に泊まることになる。【3人】加わって【10人】になった。
その夜、地震が起き、岩が鉄扉を塞いでしまい脱出することが出来なくなった。
そんな時、事件が起こる。
犯人は誰か?
誰が脱出出来るのか?
誰が、救われるのだろうか。
『方舟』の登場人物
主要人物をあげていきます。
- 越野柊一(こしのしゅういち)…システムエンジニア
- 篠田翔太郎(しのだしょうたろう)…頭脳明晰な柊一の従兄。
- 矢崎幸太郎(やざきこうたろう)…途中で合流した矢崎一家の父親
- 矢崎隼斗(やざきはやと)…矢崎家の息子。高校1年生
- 高津花(たかつはな)…事務員
『方舟』のネタバレを含む感想
なるべくネタバレはしない方向で!
出来れば前情報なしに最後の行まで読んで頂きたい!
クローズドサークルとは
あまりミステリーを読まないので、Twitterで初めて『クローズドサークル』という言葉を知りました(笑)。
ミステリー用語としては、何らかの事情で外界との往来が断たれた状況、あるいはそうした状況下でおこる事件を扱った作品を指すそうですね。
作中でも例にでていた、吹雪の山荘ものなどがこれに当たるようです。
一見いろいろ揃っている
昔使われていた非合法の地下建築なので、衣食住が一応揃っていました。
ないのは火種くらいかな?
文庫本もあったし、コンビニで買ったおつまみやお菓子なんかもあったり、トイレもついていたり。
タイムリミットが一週間あるんだったらくじ引きで誰か脱出させて、レスキュー呼んでくるくらいの余裕はあったはずなんですけどね…。
前回死物語で撫子のサバイバルの感想を書きましたが、状況が真逆すぎるし、結末まで真逆でびっくりしました。
同じサバイバルでもクローズドサークル系と海でのサバイバルだと、一味も二味も違いますね。
これはこれで面白かったです。
矢崎家の隼斗くんがわりと重要人物?
彼はとにかく色々ありました。
高校生だからでしょうか。少し周りのみんなより幼いせいか、優遇されている感があるような?
彼はわりと冷静だったけど、結構スポットが当てられましたね。
ポテトチップス事件とか。
大人のほうが大人げなかったですね。
あれじゃあヒロインの好感度を上げてゲームをクリアすることは難しい。
死ぬ気でヒロインの好感度を上げていかないとクリアはできないんです、もう少し頑張りましょう。
結構グロいシーンがある
第2の殺人事件は、グロかったです…。
ちょっとこれ、R18になるんじゃないかな…て思うくらいの。
ホラーではないはずですが、ホラー並みの怖さです。
1人で読むのが怖かったので、Twitterでスペース流しながら聞いたり、誰かいるところで読んだりしました。
そのあとの顔認証や、指紋認証の話はもう、怖いとしか言えないですね。
詳しくは言いませんが。
…想像したくない…。
最後のどんでん返しがすごい
最後のページで思い出したのです。
ゲームはたいてい、ヒロインの好感度を上げないとだめなことを。
今回もまさにそれでした。
思えば登場人物の誰も、ヒロインを重んじていなかった。
いえ、あの人をヒロインというのもどうなのかな、と思いますし、選択肢が少なすぎましたよね、もっと選択肢ください。
そのあとどうなるのかを考えてしまった
スマホも繋がらない圏外、助かったのはあの人だけ、となるとつい結末のあとを考えてしまいました。
あの場所で、あの状態だったら死体すら見つけてもらえない。
一家【3人】のうち、誰か家にいればおかしい帰ってこないって気づくけど、犬しかいないから行方不明なことも判明が遅れるはず。
もしあの人についていって助かったのだとしても、今までのように普通に出来るかどうかとか考えてしまうので、結末はあれでよかったと思います。
ついていったら行ったで助かったけどその後を想像したら恐ろしすぎる。
振り返って読み返して見ると本当、恐ろしいです。
かといって、あの結末では…。
埋葬してもらえるって幸せだな、と感じました。
まとめ
- 最後まで止まらずに読んでほしい、クローズドサークルミステリー
- 少しグロい部分がある、狭いところに閉じ込められるので閉所恐怖症の人は注意
- Twitterで毎日のように読了ツイートが流れてくる人気作品
- しかしネタバレ厳禁なので、多くの感想を言えない
- 読書垢にいなかったら出会えていなかった小説であることは間違いない
今回の小説は、発売されたばかりの話題沸騰のミステリーでした。
言いたいことは山ほどありますが、とても驚いたし、面白かったです。
なんて鋼のメンタルなんだ…と逆に感心します。
Twitterで毎日のように読了ツイートが流れて来るので、流れに乗りました。
ここまで前情報なしの状態で読めたことに感謝いたします。
読書垢のみなさん、ありがとう。
ページをめくる手が止まらなかったので、気になった方はぜひ読んでください!
最後まで読んで頂いてありがとうございました!
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