突然ですが、地図を見て目的地にたどり着くことは出来ますか?
方向音痴なので、なかなか目的地までたどり着けません。
たどり着けても、目的地を通り過ぎます。
最近はグーグルマップという文明が発達しているので、少しは近づけるようになりましたが。
私は方向音痴です。
右に行くと言って左に言ったり、
駅まで歩こうと思ったら街中じゃなくて山道に向かっていたり。
新宿の駅の中でどこに行くかわからなくなり、駅員さんに
「ここは何番線ですか?」
って聞こうとしたら
「ここはどこですか?」
って聞いて笑いながら「新宿駅です」って言われたり。
グーグルマップを使っているはずなのに迷子になるのはなんでだろう?と思っていました。
グーグルマップを使って目的地付近に行っても、入口がわからずに入れなかったり通り過ぎたりして、目的地を過ぎてしまう。
結果、戻れなくて迷う。
なんてことがよくあります。
地元のショッピングモールで、平面駐車場に停めたら自分の車がどこにあるかわからなくてぐるぐる歩き回るとか、もう日常茶飯事です。
田舎の駐車場って、なんであんなに広いんでしょうね?マジで。
平面駐車場だけでもA区画からD区画まであるし、さらに立体駐車場まであります。
これで迷子になるなと言う方が厳しいんですが!?
俺はそこまで迷わないけど。
そういえば学校の中でも教室に
行けなくて迷ってたよね
み、見られていた…だと⁉
(同級生で同じ学校出身の旦那氏)
そんな時に本書『方向音痴って、なおるんですか?』を見つけてつい買ってしまいました。
結論は、色んなアプローチから方向音痴をなおそうとしてて興味深い企画でした。
私も方向音痴なので、結果がどうなるのか楽しみです。
方向音痴は鍛えればなおるものなんでしょうか?
方向音痴を訓練してなおそう、という企画が本になったもの
著者について
著者は吉玉サキ(よしだまさき)さん。
ライター、エッセイストの方で、北海道出身の方です。
山登りが趣味で、北アルプスの山小屋で10年働いた後、2018年からライターとして活動しておられます。
近著は『山小屋ガールの癒やされない日々(平凡社)』
この企画は、Web「さんたつby散歩の達人」に2019年10がつから2021年1月まで連載されていた「グーグルマップを使っても迷子になってしまうあなたへ」を加筆修正し、書き下ろしを加えたものです。
『方向音痴って、なおるんですか?』で学べること
著者の吉玉さんが、紙の地図やグーグルマップなどを見ながら、目的地まで実際に歩いてどれだけ迷うかを検証されています。
体当たりレポートで面白いです。
タイトルに惹かれて購入したのですが、色んなアプローチから地図を勉強して実際に散歩してみることで、方向音痴が改善されるか試していて勉強になります。
なかでも方向音痴あるあるは、つい頷いてしまう項目もあり『私だけじゃないんだ』という妙な安心感を得られます。
方向音痴過ぎて知らないところに出かけるのが億劫、なんてことにならないように、この本を読んで少しでも目的地にたどり着けるようにしましょう。
方向音痴だよ!って方はぜひ1度読んでみてください。
そうでない方も、こんな人もいるんだー、なんて関心持っていただければ幸いです。
方向音痴あるあるを読んだ感想
個人的にはわたしより吉玉さんの方が方向音痴度が高いかな、と思います。(失礼)
私の場合を当てはめてみると。
私も地図は回しますし駅構内では迷います。が、
最初の一歩を勘で進まないとわからないとかはありません。
なんてデンジャラスな人生…。
山小屋で10年働いてたから、山では迷わないって
言ってたなあ。
下界に下りてくるとだめなのね。
グーグルマップ先生をくるくる回して、経路で道を確認すればちゃんとどちらの方にいけばいいかわかります。
ただ、目的地を通り過ぎて戻れなくなるだけです!
グーグルマップ先生に
「目的地に到着です。お疲れ様でした」
とか言われて絶望する時がありますね。
反対車線だから戻れないとか。
グーグルマップ先生…目的地に…たどり着きたいです…(スラムダンク風に言ってみる)
ああ~!通り過ぎた‼
これはあるある過ぎる。
ショッピングセンターで何度迷子になったかしれません。
この辺に停めた!と思っても随分先の列まで歩くこともあります。
山梨は車社会…。
駐車場も広いのです…。
田舎だからこその広大な駐車場。
なんだ、このトラップ。
昔ファイナルファンタジーを友達の家でやらせてもらったのですが、宝箱を開けたくてその周辺を歩いているのですがなかなか宝箱にたどり着けず、
あんた、本当に方向音痴なんだねー!(笑)
…くっ、宝箱はここに見えるのに、なぜだ!
と関心されたことがあります。(関心?)
操作って難しいよね!
宝箱が見えているのに、そこまでたどり着くことができない。
これは、私の場合はカラオケ店に行ってよく起こる現象です。
居酒屋ではないけど。
トイレやドリンクバーに行って帰る時に、どこから来たのかわからなくなることがあって、うっかり別の部屋のドアを開けて気まずい思いをしたことがあります。
やっべ、ドア開けたら知らない人いたw
部屋番号をしっかり覚えておくことで、道順は覚えていなくても部屋に戻ることは出来るので、部屋番号がある時はしっかり部屋番号を頭に入れておきましょう。
カラオケ店で自分の部屋に戻れない。
当てはまったのはこのくらいですね、全部は当てはまっていません。
やった!(何故か喜ぶ)
グーグルマップのメリット
- 初めて行くところはグーグルマップ先生に聞いて予習してから行きます。
- 経路を表せば青い線が出てくるので、どちらに行けばいいかはわかる。
- 信号を目印にして行くとわかりやすい。
- 現在地から最短の経路をだしてくれる。
グーグルマップのデメリット
- 駅構内では道順が出ない。
目的地に着きましたという赤い玉のような形のものが、駅全体に出てしまい、駅構内を案内してくれるわけではない。 - 最短のルートを出して教えてくれるが、最短のルートで示されるが故に自転車でしか通れそうにない細い道を教えてくれることがある。
え?ここ、車通れるの?
みたいなところ、ありますよね。
筆者の吉玉さんは最初の予習をしていなかったそうなので、ある意味チャレンジャーだな、と感じました。
でもそうか、グーグルマップ見ても最初の一歩がわからないんだから、予習してみてもどっちにいけばいいのかわからないのか…。
目的地を決めて、ルールを定めて歩く
東京をマッチングアプリで散歩してみたり、紙の地図だけで散歩してみたり、地元の北海道を散歩してみたり、企画で色んな所を散歩していて読んでいて楽しかったです。
吉玉さんの池袋の迷いっぷりは笑いました。
一緒にいた担当編集の人がドン引きするくらい迷ってました。
どのくらい迷うのかを洗い出す散歩という、迷子前提の散歩は普通に面白かったです。
でも私もこのくらいやりそうな気がする…。
グーグルマップ以外にも地図アプリを使っていて、そのアプリを使った感想も書いてあってこんなアプリがあるんだ、と思いました。
最近のアプリは優秀ですよね。
価格:1,540円 |
専門家に話を聞く
実際に歩いて改善を試みていますが、その後に専門家の方に聞いて方向音痴を克服するには、という対談をしています。
インタビュー形式で進んでいて、
地図の見方や地形、その街の歴史などいつもの散歩が楽しくなる話が盛り沢山です。
地図作家や地形マニアの方、それぞれ街の歩き方のガイドをしてくれています。
専門家の方々と話をしていくうちに、吉玉さんが前より地図を読めるようになっていたり、方角を当てられて拍手喝采を浴びたり、最初より迷わなくなっていたので、やれば出来るんだなと感じました。
方向音痴は克服しなくても大丈夫ですよ。
あえて知らない状態で行くのも楽しいものです。
と言う専門家の方の言葉が印象深かったです。
まとめ
- 方向音痴の人が地図なしで歩いてみる
- 地図ありで歩いてみる
- 散歩してみる
- 専門家に話を聞いてみる
方向音痴の筆者、吉玉さんが方向音痴をなおそうとして色んな改善方法を考え、実践している姿が好感もてました。
結果は、まあそううまくいかないよねっていう感じですが、それでも随分改善されているので何事も訓練って大事なんだなと思います。
筋トレを毎日続けると体が出来上がっていくように。
方向音痴も鍛えれば改善することもある。
あまり見たことのない企画で、読んでいて物珍しかったし楽しかったです。
ぜひ一度読んでみることをオススメします。
それでは。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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