小説【扇物語】感想とレビュー〈物語シリーズ〉読む順番を解説!

青春怪異小説
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あなたはどういうタイミングで、『謝罪』しますか。

悪いと思ったら、
怒られたら…

もしも、『謝れ』と知らないうちに強制されていたら?

被害者ではないのに、謝罪されてしまったら?

どうしますか?

 

 

旦那氏
旦那氏

俺はラーメンを食べすぎて太ったら謝る

 

 

シンカ
シンカ

それな

扇物語は怪異を解決する大学生の物語


▼この記事はこんなあなたにオススメ

  • 〈物語シリーズ〉を読んでみたいけど、どこから読めばいいかわからない人
  • 小説『化物語』を読んだことある人
  • ファーストシーズン、セカンドシーズンを読了、アニメを視聴し終わった人
  • モンスターシーズンを読んでいる人

※2022年5月現在、化物語から始まる、ファーストシーズンからファイナルシーズンまでアニメ化されています。

 

 

 

 

 

 

 

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扇物語の著者について

 

〈物語シリーズ〉の著者は西尾維新さんです。
2002年に『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』でデビュー。

2006年から〈物語〉シリーズを刊行しています。

他にも『刀語』『戯言シリーズ』『世界シリーズ』『新本格魔法少女りすか』『めだかボックス(漫画原作)』『伝説シリーズ』『忘却探偵シリーズ』『十二大戦』『美少年シリーズ』など、作品は多数です。

 

言葉遊びが巧みな著者ですが、その名前をローマ字にして書くと「NISIOISIN」となり、回文になっています。

また、図形として点対称で読むこともできます。

名前の設定から面白いんです!

私は〈物語〉シリーズと『刀語』を読んでいます。

扇物語を読んだきっかけ

 

化物語からずっと読んでいた長編小説だったため。

本当は長すぎるし、最新作でもない途中の話なのでこれだけ記事にするのも…と躊躇していたのですが、Twitterのフォロワーさんが「どういう話なの?」と聞いてくれたのでレビューすることにしました。

 

まにこさん(@mani_ko_3)ありがとうございます。

 

〈物語〉シリーズとは?

 

西尾維新さんの代表作で、『化物語』から始まるライトノベルです。

今回紹介する扇物語とは、〈物語シリーズ〉26冊目、モンスターシーズンの中の1冊です。

カバー表紙を飾るのは、物語のヒントを提示をしてくる役目の、忍野扇。

ソフトカバーの単行本ですが箱(カバー)にイラストがあり、中の本の表紙は化物語から、全て赤いという変わった装丁の本です。

 

本の中身も活字が多く、イラストは少ないです。

しかし巧みな言葉使いと、個性豊かすぎるキャラクターによって、全巻通して読みやすく、キャラクター同士のかけ合いをコミカルに描いています。

〈物語シリーズ〉はアニメ化もされており、コミックス化、映画化など様々なメディアで展開されています

 

 

〈物語〉シリーズを読む順番

 

物語シリーズはすべてのタイトルに『物語』が付き、物語の前に1文字漢字が付いているシリーズです。

装丁もカバーイラストしかなく、中表紙は赤い本で全巻統一されているので、時系列や読む順番がわからなくなりますよね。

私も、読む順番がわからなくなり、高校生だった阿良々木くんが突然就職していてびっくりしたことがありました

あとから調べたら、『空白の4年間!』というフレーズで大学生の話になっていたので、刊行順に読んでも時系列が混乱することがあります。

ですが、基本刊行順に読んでいくといいかと思います。

 

ここでは小説を読む順番を紹介します。

 

ファーストシーズン


◆『化物語』(上・下)
◆『傷物語』
◆『偽物語』(上・下)
◆『猫物語』(黒)

6巻全9話から構成されています。

時系列は暦の高校二年生から三年生になる春休みの時期に始まっていて、1学期、そして夏休みの時期までのストーリーとなっています。

セカンドシーズン


 

◆『猫物語(白)』
◆『傾物語』
◆『花物語』
◆『囮物語』
◆『鬼物語』
◆『恋物語』

 

6巻全6話で構成されています。

セカンドシーズンは、ファーストシーズンに登場したヒロイン6人(翼、真宵、駿河、撫子、忍、ひたぎ)をテーマに、さらに深く掘り下げる内容となっております。

ファイナルシーズン


◆『憑物語』
◆『暦物語』
◆『終物語』(上・中・下)
◆『続・終物語』

セカンドシーズンはヒロイン視点もありましたが、再び阿良々木暦視点になり、シリーズの総決算となります。

 

続・終物語で一応完結…のはずですが、オフシーズン、モンスターシーズンへと続いています。

 

オフシーズン


◆『愚物語』
◆『業物語』
◆『撫物語』
◆『結物語』

 

完結した物語シリーズのその後のエピソードや前日談を集めている短編集です。

1冊に3~4話の短編・中編を収録しています。

主人公の阿良々木暦だけではなく、様々な登場人物が語り手となっています。

 

モンスターシーズン


◆『忍物語』
◆『宵物語』
◆『余物語』
◆『扇物語』

 

このあとに最新の『死物語』(上・下)へと続きます。

 

今回は、モンスターシーズンの4冊目である『扇物語』の感想とレビューです。

 

主人公の阿良々木暦が、大学のキャンパスライフで起こる怪異を解決していきます。

アニメはU-NEXTで見ることができます。
<U-NEXT>

※原作小説の既刊を紹介しているので、『月物語』や『混物語』などの映画特典やコラボ小説は含めておりません。

 

 

扇物語のあらすじ

 

扇物語は、『おうぎライト』『おうぎフライト』の2つの話が収められています。

『おうぎライト』の主人公は阿良々木暦、『おうぎフライト』の主人公は千石撫子です。

今回のテーマは『謝罪』

阿良々木暦(あららぎこよみ)は、大学の友人食飼命日子(はむかいめにこ)から相談を受けていました。

付き合っている彼から〈夜這い〉を受けたことになっていて、命日子が所属しているサークルの友人や、先輩などに謝罪して回っていて困っている、と。

命日子的には合意の上で『愛し合った』だけなので、命日子自体は被害者だとは思っていません。

彼の勝手な勘違いで犯罪ではないことを犯罪した、と言いふらし、『被害者』扱いされてしまっているとのことでした。

暦ちゃんは友人だから、彼が謝りにくるかもしれない。
先に言っておくね。
と苦笑いしていました。

しかし、相談された阿良々木暦の方もまた、身近な人間から見当違いな謝罪をされて困っていました。

高校の時から付き合っている戦場ヶ原ひたぎ(せんじょうがはらひたぎ)から、付き合う前の出来事の謝罪を受け、別れてほしいと言われてしまっていたのです。

普段絶対謝らないタイプなのに

さらにもうひとり、幼なじみからも変な謝罪を受けます。

これは、怪異の仕業では?

そう疑った阿良々木暦は、自らが生み出した怪異である忍野扇(おしのおうぎ)のところへ相談に行きます。

そこで聞いた怪異とはーーーー?



扇物語の見どころと感想

 

 

見どころは、阿良々木くんが命日子の彼クンと腹をわって話すところでしょう。

異常な謝罪をどう受け止めるのか、結末はどうなるのか。

謝罪も時と場合によっては相手への迷惑となり、攻撃となる。

毎回言葉選びや、言葉遊びが面白い小説ですが、『裏という漢字の中に表が含まれているので、表は裏に含まれる』というのがありました。

思わず、本当だ…!と思いながら紙に『裏』って書いて確認してしまいました。紙に書いてみると確かに裏の中に表があって、面白いな、と感じました。

 

その発想はなかった。

ティーンズ向けのライトノベルでサクサク読めるテンポのいい小説です。

日本語の面白さを実感出来る小説でもあるので、長編小説でも26冊目を飽きずに読めています。

最新まであと2冊なので、今後も読んで行きたいと思っています。


 

まとめ

 

今回読んだ小説は、シリーズ物の途中ということで記事にするか悩んだ本でした。

  • 物語シリーズの中の26冊目という中途半端な巻数
  • モンスターシーズン4冊目
  • 2006年から続く長編ライトノベル

 

化物語から読む順番もまとめましたので、興味がある人は是非読んで見てください。

 

学生時代から読んでいましたし、アニメや映画も見ているので大好きな作品ですが、26冊目から書くのも…。

 

読んだ記憶が新しい物から書いていく形になりますが、オーディオブックの化物語なども聞いていますので、また記事にしたいと思います。

 

最後まで読んで頂いて、ありがとうございました。

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